佐藤 弘隆 / Hirotaka SATO

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Hirotaka SATO:
Portforio

Imaginary Kinkakuji, 2022
Video installation
Group exhibition "FACTION"(17 Dec.2022 - 17 Jan.2023)
Art House Oyabe

空想金閣寺, 2022
映像インスタレーション
グループ展「FACTIONーフィクションとノンフィクションの間ー」(2022年12月17日ー2023年1月17日)
アートハウスおやべ(富山)

《空想金閣寺》は、京都・鹿苑寺の金閣(舎利殿)をモチーフとした映像インスタレーションです。本作では、1950年の放火事件により焼失する以前の金閣を写した記録映像と、ウェブからサンプリングされた再建後の金閣の画像を、独自のアルゴリズムで合成し、提示しています。過去と現在の金閣の画像を比較し、その中間の色情報を用いて画素を再構成することで、超解像化された架空の金閣が生成されていきます。
本作は、三島由紀夫の小説「金閣寺」から着想を得たもので、実際に見ることのできないオリジナルの金閣と、現実(現在)の金閣を重ね合わせた架空の金閣を通して、現象と観念、現実と虚構、オリジナルとコピー、過去と現在−−様々な対比の中から、それらの間にあるものを映し出そうと試みています。

「FACTIONーフィクションとノンフィクションの間ー」アートハウスおやべ(富山)作品紹介文より抜粋

Merchen Sketching, 2022
Robot arm, pencil, sketchbook, portable easel, video camera, computer, etc.
Dimensions variable
Group exhibition "FACTION"(17 Dec.2022 - 17 Jan.2023)
Art House Oyabe

メルヘン写生会, 2022
ロボットアーム, 鉛筆, スケッチブック, 携帯イーゼル, ビデオカメラ, コンピュータ, 他
サイズ可変
グループ展「FACTIONーフィクションとノンフィクションの間ー」(2022年12月17日ー2023年1月17日)
アートハウスおやべ(富山)

本作は、小矢部インターチェンジ近くに設置されているパブリック彫刻「自由の像」をモチーフに、ロボットアームがスケッチをしていく作品です。「自由の像」は彫刻の里づくり事業の一環として昭和59年に設置されたもので、小矢部市のメルヘン建築群の一部を為しています。彫刻家オーギュスト・バルトルディ作の「自由の女神像」の明らかな模倣といえるこの像を、ロボットアームは、さらに模倣していきます。描画されていくスケッチ画から、何を見て取れるでしょうか?
実はバルトルディの女神像も、ウジェーヌ・ドラクロワの絵画「民衆を導く自由の女神」をモデルとしていることから、本作は模倣の模倣の模倣…とみなすことができるかもしれません。二次的、三次的に情報が変換されていくことで、どのような変化が起こるでしょうか。本作は、オリジナルとコピーの参照関係や二次・三次的な創作の意味について問いを投げかけています。

「FACTIONーフィクションとノンフィクションの間ー」アートハウスおやべ(富山)作品紹介文より抜粋

Ghost Painter, 2021
CRT television, multi-view screen, large-format printer, computer
Dimensions variable
Solo exhibition "Hirotaka SATO: Ghost Painter"(18 Dec.2021 - 23 Jan.2022)
Art House Oyabe

ゴーストペインター, 2021
ブラウン管テレビ, マルチビュースクリーン, 大判プリンタ, コンピュータ, 他
サイズ可変
個展「佐藤弘隆:ゴーストペインター」(2021年12月18日ー2022年1月23日)
アートハウスおやべ(富山)

本作は、フェイク動画の製造にも使われる人工知能のアルゴリズムを用いて、作家の幼少の姿を模した自画像を大量に生成するインスタレーションで、自画像の生成過程に沿った3つのセクション「入力部」「生成部」「出力部」から構成されます。

「入力部」のセクションでは、5つのブラウン管テレビに、作家の幼少期の姿を記録したホームビデオがごく短い周期でループ再生されています。磁気テープ特有のノイズを乗せながら断続的に繰り返される古びた映像からは、有限で不可逆的な時間性を意識させられます。
「生成部」のセクションでは、「入力部」で再生されている映像素材を「敵対的生成ネットワーク」と呼ばれる人工知能のアルゴリズムに学習させ、自画像を生成します。その生成過程は、鉄格子からなるスクリーン上に映し出され、最初は単なるノイズであったものが、時間が経過するにつれて顔のようなものに変化していきます。
「出力部」のセクションでは、「生成部」で400回の学習を経て生成された自画像を、大型のインクジェットプリンターから印刷していきます。

現実の記録と、そこから作り出される偽物の顔。ここでは、その中間のプロセスが連続的に提示されます。また、延々と繰り返し再生されるホームビデオと、際限なく生成されていく自画像の対比は、有限と無限の2つの異なる時間性を強調します。こうした連続、あるいは対比の構造によって、私たちは、記録とフィクション、現実と虚構の間に立たされます。

タイトルの「ゴーストペインター」は、作者不在で自画像を描き出す構造を表すと同時に、本物と偽物の中間の亡霊のようなイメージを作り出すことを意味しています。「作られた現実」が実際の現実よりも優位性を持ち得る現代の情報環境において、本作は、物事の真偽の曖昧さについて問いかけます。

「佐藤弘隆:ゴーストペインター」アートハウスおやべ(富山)作品紹介文より抜粋

Fan fiction printer, 2021
Steel frame, Water-based polyurethane resin paint spray, Stepping motor, Servo motor, Computer, Microcomputer, etc.
1830 × 1830 × 40 mm
Solo exhibition "Hirotaka SATO: Ghost Painter"(18 Dec.2021 - 23 Jan.2022)
Art House Oyabe

二次創作プリンタ, 2021
鉄骨, 水性ポリウレタン樹脂塗料スプレー, ステッピングモータ, サーボモータ, コンピュータ, マイコン, 他
1830 × 1830 × 40 mm
個展「佐藤弘隆:ゴーストペインター」(2021年12月18日ー2022年1月23日)
アートハウスおやべ(富山)

Reverse Engineering of an Ideogram, 2021
Robotic arm, calligraphy pen, roll paper, stepper motor, computer, etc.
Dimensions variable
Solo exhibition "Hirotaka SATO: Ghost Painter"(18 Dec.2021 - 23 Jan.2022)
Art House Oyabe

象形文字のリバースエンジニアリング, 2021
ロボットアーム, 筆ペン, ロール紙, ステッピングモータ, コンピュータ, 他
サイズ可変
個展「佐藤弘隆:ゴーストペインター」(2021年12月18日ー2022年1月23日)
アートハウスおやべ(富山)

Buddhist Altar, 2019
Freezer, water tank, water pump, electromagnetic valve, floodlight, microcomputer, etc.
W1200 × H2500 × D900 mm
Special exhibition "School of Art and Design / Graduate School of Art and Design, University of Toyama The 11th Graduation Works Exhibition: GEIBUN10"(9 Feb.2019 - 24 Feb.2019)
Takaoka Art Museum

仏壇, 2019
冷凍庫, 貯水タンク, ウォーターポンプ, 電磁バルブ, 投光器, マイコン, 他
約W1200 × H2500 × D900 mm
企画展「富山大学 芸術文化学部 大学院芸術文化学研究科 卒業・修了研究制作展 GEIBUN10」(2019年2月9日ー2019年2月24日)
高岡市美術館(富山)

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